この記事では、所得税などの国税の支払いを、スマホアプリ決済を使ってポイント還元を受ける方法について解説します。
所得税はクレカで払ったよ。手数料が掛かるけどポイントでちょっとプラスになるからね!
手数料の掛かるクレカで払うなんでもったいないよ!
えっ
国税の支払方法
所得税などの国税の納付方法には、ダイレクト納付(口座振替)、インターネットバンキング等、クレジットカード納付、スマホアプリ納付、コンビニ納付、振替納付、窓口納付(現金)があります。
クレジットカード納付
ポイントが貯まるのでクレジットカード納付をする方も多いと思いますが、クレジットカード納付には所定の手数料(約0.83%)が掛かります。
納付税額 | 決済手数料(税込) |
---|---|
1円~10,000円 | 83円 |
10,001円~20,000円 | 167円 |
20,001円~30,000円 | 250円 |
30,001円~40,000円 | 334円 |
40,001円~50,000円 | 418円 |
以降も同様に10,000円を超えるごとに決済手数料が加算されます。 |
高還元と呼ばれるポイント1.0%以上還元のカードを利用すれば手数料を引いてもプラスになりますが、2022年12月1日から、国税の納付手段に「スマホアプリ納付」が加わりました。
参考:政府広報オンライン「国税の支払いがスマホ決済に対応!メリットと使い方は?!」
スマホアプリ納付
国税のスマホ納付は、以下のアプリを利用できます。
なお、スマホ納付が可能な国税は「申告所得税及び復興特別所得税」の他に、消費税及び地方消費税、法人税、地方法人税、相続税、贈与税、源泉所得税及び復興特別所得税、酒税、たばこ税、石油税、登録免許税、自動車重量税、印紙税など様々な国税が含まれます。
詳細:スマホアプリ納付のQ&A
スマホ納付を利用すると、クレカ納付で必要だった手数料が無料な上に、スマホアプリ決済に伴うポイントを獲得できます。
どのスマホ決済がオススメなの!?
まずはAmazon Pay、次にauPAYだよ。
国税のスマホ納付で使えるPaysのうち、「d払い」「LINE Pay」「メルペイ」は残高へのチャージ時・利用時ともにポイントが付かないので、候補から外します。
次に「PayPay」ですが、基本的にはチャージ時のポイント付与はなく、利用時に0.5%還元で、国税のスマホ納付では0.5%還元です。
「Amazon Pay」「au PAY」でのクレカ納付では少なくとも1.2%以上の還元率が見込めます。それぞれ、見ていきましょう。
Amazon Pay
Amazon Payは、Amazonアカウントを使ったネット決済サービスです。
クレジットカード決済の他、Amazonギフトカード残高で決済できます。Amazon以外のネットショップでAmazonギフトカードを使えるのはAmazon Payだけです。
Amazon Payでの国税納付
Amazon Payを国税の納付に使う場合、クレジットカード納付とは異なり決済手数料は不要です。
Amazon Payでの決済自体ではポイント還元はありませんが、事前にAmazonギフトカードをクレジットカードで買っておくと、クレカのポイント(高還元クレカなら1.2%以上)が貯まります。
決済手数料(0.83%)が掛かるクレジットカード納付と比べて、手数料分をお得に納付できます。
国税庁のスマホアプリ納付のQ&Aでは「納付する額が30万円以下の場合に利用可能」と書いてありますが、実際は1回30万円以下の決済に分けて複数回行えば、30万円を超える国税も支払うことができます。
デメリットとしては領収書が発行されないことですが、これはクレジットカード納付と同様で、後日納税証明書を取ることができます。
Amazonギフトカードを買うクレカは何がいいのかな??
いつも使っているお気に入りの高還元クレカで大丈夫だよ!
クレジットカードに詳しい方はクレカ修業やプリペイドカードを使って還元率を上げたりと、色々なワザを実践していると思いますが、シンプルかつ高還元の1枚なら、常時1.2%ポイント還元のリクルートカードがオススメです。
↓
リクルートカード公式ページ
リクルートカードは還元率1.2%でリクルートポイントが貯まりますが、Pontaに変換可能です。
Pontaは、auスマートパスプレミアム会員になると、毎月2,000 Pontaまで1.5倍のauPAYマーケット限定Pontaに変換できます。
余談ですが、auスマートパスプレミアムは初回登録3か月無料ですが約4,000円+αのクーポンやポイントをもらえたり、月末の1日だけ入って解約すれば(日割りで18円)Ponta→auPAYマーケット限定Pontaに毎月変換して1,000円増やせる裏技もあります。非常にお得なサービスです。
もちろんauユーザー以外も加入できます。
↓
auスマートパスプレミアム公式ページ
上級者向けですが、Amazonギフトカード購入する際に還元率を最大2.92%まで上げる方法があります!
「【最大還元率4.0%】楽天ペイでお得に買い物する方法!」という記事で書いた方法でAmazonギフトカード(POSAカード)をファミリーマートで購入する方法です。
クレカ「ファミマTカード」とキャッシュレス決済「ファミペイ」を用いて0か5の付く日にAmazonギフトカード(POSAカード)を購入すると、ファミマTカードによるファミペイチャージで0.5%、POSAカード購入で1.5%(キャンペーン)、ファミマTカードキャンペーンで最大0.42%の、合計2.92%還元になります(上限は月20万円)。
詳しくはこちらの記事をご参照ください(記事は楽天のギフトカードですが、これをAmazonギフトカードに置き換えてください)
Amazon Payは国税納付以外もお得!
Amazon Payは国税以外でもお得です!
Amazon Payの利用をAmazonギフトカード残高から行う場合、Amazonプライム会員は1.0%、通常会員は0.5%のギフトカード残高が還元されます。
Amazonギフトカードを高還元率クレジットカード、例えばリクルートカードで買って残高チャージする際に1.2%、Amazon Payの決済をギフトカード残高から行うと、プライム会員なら1.0%還元で、合計2.2%還元になります。
ファミマTカード×ファミペイの方法でAmazonギフトカードを最大2.92%還元で仕入れられた場合は、プライム会員の場合は合計3.92%還元になります。
ただし、プライム会員+1.0%のプログラムは、国税支払いは対象外です。
Amazonプライム会員でない方は少ないと思いますが、Amazonプライム会員(年間プラン4,900円、月間プラン500円)は上記のAmazon Payでの還元率upの他にも、配送料無料、Prime Videoで無料動画見放題、Prime Music聞き放題、プライム会員限定セールなど多数ありますが、ユーザーなら配送料無料とPrime Video無料だけでも十分元が取れるはずです。
↓
プライム会員招待ページ
招待ページからの登録後、30日以内にAmazon.co.jpで2,000円以上のお買い物をして「クリア」になると1,000Amazonポイントがプレゼントされます。
Amazonギフトカード残高チャージのコツ
Amazonギフトカードにはチャージタイプ、Eメールタイプ、封筒タイプ、ボックスタイプなどがありますが、購入すると直接残高にチャージされるチャージタイプがラクでよいです。高還元クレジットカードで決済してクレカのポイントを貯めてください。
Amazonギフトカード チャージタイプ(直接アカウントに残高追加)
初回キャンペーンもあるので、対象の方は取り組んでみてください。
・Amazonチャージ 初回購入限定キャンペーン
→ はじめて現金でAmazonギフトカードを5,000円以上チャージすると1,000ポイントもらえるキャンペーンです。
↓のようなキャンペーンページが表示されれば対象者です。
↓キャンペーンページ
2020Amazonチャージ 初回購入限定キャンペーン
・Amazonギフトカード 初回購入2,000円以上で200ポイントプレゼント
→ Eメールタイプ、商品券タイプなどのAmazonギフトカードの初回購入が対象です。
↓のようなキャンペーンページが表示されれば対象者です。
↓キャンペーンページ
Amazonギフトカード 初回購入2,000円以上で200ポイントプレゼント
・Amazonギフトカードの便利な使い方
クレジットカードの新規発行キャンペーンや銀行口座開設キャンペーンで「クレジットカード利用〇〇円以上でポイント還元」「デビットカード〇〇円以上で現金キャッシュバック」というのがよくあります。
Amazonギフトカードはこのようなキャンペーンの利用に最適で、とりあえずは使う予定がなくてもAmazonギフトカードを買っておいて、後でAmazonで使うなり、Amazon Payで利用するなり自由です。Amazonギフトカードの有効期限は10年もあります。
Amazon Payの利用方法
Amazonアカウントがあれば、Amazon Payの利用方法は簡単です。
PCでもスマホでも「Amazon Pay」のロゴから決済ページに移動し、Amazonアカウントにログイン、決済方法で「ギフトカード残高」を選んで決済するのみです。
Amazon Payはどこのネットショップでも使えるわけではありませんが、令和4年度確定申告(2023/3/15締切)から国税納付でも採用されているくらいで、今後も知名度や加盟店が増えることが予想されます。
現在の加盟店は、Amazon Pay公式ページからご覧ください。
記事記載時点では165のECサイトで利用可能でした。
Amazon Payまとめ
まとめです!
国税支払い
→ Amazonギフトカード残高チャージ時にクレカでのポイント還元(1.2%以上)
(ファミマTカード×ファミペイの方法なら最大2.92%)
国税以外のネットショッピング
→ Amazonギフトカード残高チャージ時にクレカでのポイント還元(1.2%以上)
Amazon Pay決済時(ギフトカード残高を利用)で、プライム会員なら1.0%還元
合計2.2%以上還元
(ファミマTカード×ファミペイの方法なら最大3.92%)
Amazonのキャンペーン
Amazonでは、Amazon Kindle Unlimited(電子書籍読み放題)、Amazon Music(音楽聴き放題)、Amazon audible(聴く読書)のキャンペーンが頻繁に行われています。
いずれも新規あるいは久しぶりの利用であれば最低30日は無料と表示されるのが普通ですが、対象者には2~3か月無料あるいは低額で利用できるキャンペーンページが表示されます。
いずれも無料期間中に解約可能です。解約忘れが心配な場合は、先に解約手続きをやっておきましょう。それぞれ、Amazon公式のヘルプページ(解約方法)を貼っておきます。
① Amazon Kindle Unlimited(電子書籍読み放題)
解約方法を確認
② Amazon Music Unlimited(音楽聴き放題)
解約方法を確認
③ Amazon audible(聴く読書)
解約方法を確認
au PAY
au PAY(コード支払い/ネット支払い/プリペイドカードなど)で決済をすると、お支払い200円(税込)毎に1 Pontaポイントが貯まります。
(請求書払いでのポイント付与は2023/3/31から対象外です)
au PAYはポイント改悪が相次いでいます…
元々はau PAYカードでau PAYにチャージをすれば、チャージ時に1.0%、スマホ決済時に0.5%→合計1.5%でしたが(月チャージ上限25万円)、2022/12/1からau PAYカード→au PAYのチャージがポイント付与対象外になりました。
au PAYへのチャージはau PAYカード以外のカードからもできて他社カードのポイントが付くのですが、なぜか自社カード(au PAYカード)のみポイント対象外になりました。
現在、他社カードからチャージすれば、他社カードのポイント(例えば1.0%)+スマホ決済時0.5%の、計1.5%のポイントが付きます。
au PAYへのチャージがポイント付与対象外になるクレカも多いです。ポイントが貯まるカードは、以下のカードです。ポイント付与対象外なるカードもあるため、最新情報は公式ページでご確認ください。
↑の表のうち、auPAYカードはチャージ可能ですがポイント付与の対象外です。
また、リクルートカード、楽天カード、TカードPrimeによるauPAYへのチャージもポイント付与対象外です。
記事執筆現在でポイント対象となるカードは、PayPayカード(マスター)、三井住友カード(マスター)、dカード(マスター)、エポスカードなどです。
他社クレカ(auPAYカード以外)でのau PAYチャージの上限は現状は月25万円ですが、2023/4/1から上限が5万円に下がってしまいます。
他者カード→au PAYへのチャージでクレカのポイント(例えば1.0%)、スマホ決済時の0.5%還元で、合計1.5%のポイントが付きます。毎月コツコツ5万円をチャージすれば年60万円チャージできます。普通は国税の支払いには十分な金額ではないでしょうか。
Amazon Payの方がシンプルで、ファミマペイにより高還元を狙えますが、au PAYによる決済も十分に検討の価値があります。両者を比較して、ご自身に合う決済方法を考えてみてください!
高額納税者は両者併用もよいと思います。
【今、旬のお得情報!】
・コンビニ・ファミレスなどでポイント最大20%還元のクレカ「Oliveフレキシブルペイ」→ 解説記事・入会キャンペーン紹介
・VISA加盟店どこでも2%還元!年会費永年無料のクレカ → 解説記事
さらに初年度は3%還元(月100万円超の利用は1%還元)です。
貯まるポイントは外貨積立「らくつむ」で1ポイント=1円で使えます。
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