最近、CFDという言葉をよく聞くようになりましたね。
CFD取引に馴染みのない方も多いと思いますが、私は現物株取引・信用取引に加えて、チャンスと思えた時にはCFD取引も行っています。
日経平均・ダウなどの指数や原油などの商品価格、VIX指数などを、レバレッジを効かせて取引できるのがCFDの魅力です。
これはコロナショックのときに原油が暴落したときです。懐かしいですね…CFD口座を持っていると、こういう取引ができてチャンスが広がります!!
この記事では、CFD(差金決済取引)について基本的な事項を解説していきます。
投資の選択肢にCFDを加えて、チャンスを逃さないようにしましょう。
CFDとは、Contract for Differenceの略で、日本語では「差金決済取引」と呼ばれます。
CFDは、株価指数や商品などの価格変動に連動した金融商品で、実際に現物を所有することなく、売買した際の価格差で損益を決める取引です。
CFD(差金決済取引)の基本
CFDとは、Contract for Differenceの略で、日本語では「差金決済取引」と呼ばれます。
CFDは、株価指数や商品などの価格変動に連動した金融商品で、実際に現物を所有することなく、売買した際の価格差で損益を決める取引です。
CFDの基本は、差金決済取引と証拠金取引です。
- 差金決済取引
実際に投資対象の資産を保有することなく、取引開始時と取引終了時の価格の差が損益になります。 - 証拠金取引
レバレッジ(てこの原理)を利用して、預けた証拠金の最大20倍の取引が可能です(最大のレバレッジ倍率は銘柄により異なります)。
現物株式を買う場合、取得価格全額の現金を用意しなければなりません。
CFDでは、担保として「証拠金」を預けることにより証拠金の何倍もの金額を取引でき(最大5~20倍程度)、利益が出たら利益分のみ受取、損失が出たら損失分のみを支払います。商品などの原資産の受け渡しは行われません。
GMOクリック証券【CFD】のページから分かりやすい図を引用しました。
証拠金を担保として預け、買建てで取引を開始した場合です。
価格が上昇して売決済をしてポジションを閉じれば、利益の分だけが証拠金に加算されます。価格が下落してから売決済をした場合は、損失分だけ支払いが必要になり、証拠金から損失分が差し引かれます。
FXと同様の「証拠金取引」で、口座に証拠金を入れることにより、証拠金を超える金額の取引を行うことができます。
レバレッジを効かせた取引が可能です!
FX(外国為替証拠金取引)や先物取引と同じく、レバレッジ(てこの原理)を利用できるため、少ない資金で大きな取引ができます。
ただし、「少ない資金で大きな取引ができる」ということは「少ない資金で大きな利益を得る可能性がある」というメリットとともに、「少ない金額で大きな損を被る可能性がある」というデメリットでもあります。
CFD取引は、仕組みとリスクを理解し、適切な資金管理のもとに行いましょう。
CFDの取引例
GMOクリック証券【CFD】のページから図を引用しました。
この例は、日経平均に連動する「日本225」の取引です。
単価20,000円で10単位を買建てすると、20,000円 × 10 = 200,000円分を買うことになりますが、CFDでは20,000円の証拠金を預けていれば20万円分の取引を行うことができます。
これが、「レバレッジ(てこの原理)を効かせて取引する」ということです。
買建てをしてから価格が上昇すると利益が出ます。
20,000円→20,500円に上昇したところで10単位を売決済してポジションを閉じると、(20,500円 – 20,000円) × 10単位 = 5,000円の利益になり、預けている証拠金が5,000円増えて20,000円→25,000円になります。
一方、買建てをしてから価格が下落すると損失になります。
20,000円→19,500円に下落したところで10単位を売決済してポジションを閉じると、(19,500円 – 20,000円) × 10単位 = -5,000円(損失)になり、預けている証拠金が5,000円減って20,000円→15,000円になります。
この例では預けた2万円の証拠金に対して20万円の「日本225」を買建しており、10倍のレバレッジを効かせています。「日本225」が20,000円→20,500円と2.5%しか上昇していないのに、証拠金は20,000円→25,000円と25%も増えています。これがレバレッジ10倍の威力です。
ただし、想定と逆に動けば、レバレッジを掛けた分だけ損失も大きくなります。
リスクの把握と、適切な資金管理が必須になります。
レバレッジは必ず掛けなきゃいけないの??
そんなことはないよ!
証拠金を多く入れればレバレッジなしで、証拠金の範囲内で取引することもできるよ。
レバレッジを掛けるのは上級者向けです。
まずは証拠金の範囲内で、レバレッジを掛けずに取引をして練習してみましょう。
CFDの取扱銘柄
CFDでは、株価指数(日本225、米国ダウ30、US500、米国NAS100、上海A50、香港H、ドイツ40など)や商品(金、原油、天然ガス、大豆など)、為替(ドル円など)、株式(個別株)など、幅広い資産に投資することができます。
世界中のさまざまな銘柄に投資できるため、多様な投資戦略が可能です。
CFD取引のメリット
1つの口座で多種多様な資産に投資できる
CFDの口座を作っておけば、株価指数やコモディティ(金、原油、天然ガス、大豆などの商品)、為替株式(個別株CFD)などの幅広い資産に投資することができます。
1つの口座でこれだけ幅広い資産に投資できるとチャンスを逃しませんし、分散投資も容易になります。
レバレッジを掛けられる
CFDは少ない証拠金でレバレッジ(てこの原理)を掛ければ大きな金額の取引を行うことができます。
これは大きな利益を狙えるという点ではメリットですが、思惑と逆の方向に相場が動いた場合は大きな損失を出すことになり、デメリットにもなり得ます。
レバレッジは無理のない範囲にしましょう!
買いからも売りからも入ることができる
CFDは、買いからも売りからも取引を始められます。
株価指数や商品が上がると思ったときだけでなく、下がると思ったときも取引を始めることができ、チャンスを逃しません。
CFDは売りからも入れるので、個別株取引のヘッジにも使えます!
小さな単位の取引が可能
CFDは、先物取引と比較して小さな単位から取引が可能です。
例えば日経平均先物を取引する場合、日経225先物は1,000単位(約3,000万円)、日経225miniでは100単位(約300万円)から取引できますが、日経平均CFDであれば10単位(約30万円)と少額から取引可能です。
(日経平均 30,000円の場合)
日経平均CFDをレバレッジ10倍で買建する場合、必要証拠金は30,000円で済みます。
気軽に始められるのはいいね!
ほぼ24時間取引できる
CFD取引は、最長で月曜日~金曜日の午前8時から翌7時まで取引することができます(サマータイムは午前7時から翌午前6時まで)。
夜間も日本の祝日にも取引が可能なため、日中は仕事をしていて取引ができない方でも、取引のチャンスを逃しません。また、米国の指標発表の時間(日本時間の夜中)にも取引を行うことができ、相場の急変動にも対処できます。
通常の株式取引は平日の9時から15時まで、先物取引は東京商品取引所で日中取引:8時45分~15時15分、夜間取引:16時30分~翌5時30分です。
先物取引に比べても、取引可能な時間が長いことが分かります。
取引期限がない
先物取引と比較して、「取引期限がない」というのはCFDの大きな魅力です!
先物取引では限月が定められ、限月の最終取引日をまたいでポジションを持ち越すことができません。ポジションを持ち越す場合はロールオーバーという作業が必要になります。
CFDは先物取引と異なり限月がないため、取引期限がなく、ロールオーバーの必要もありません。
参照原資産が先物のCFD(日本225、米国500、WTI原油など)では、先物の限月を乗り換えることにより、CFDの建玉に発生する評価損益を調整するための「価格調整額」が発生します。
自分自身でロールオーバーをする必要はありませんが、価格調整額として自動的に反映されるということですね。
CFD取引のデメリット
レバレッジを掛け過ぎてしまう場合
適切な資金管理が行われない場合、レバレッジを掛けられるというメリットは、デメリットにもなってしまいます。
証拠金を超える損失が発生すると、追加で資金を入れるか、ポジションを強制的に決済されることになります。
自身の資金、ポートフォリオ、投資によるリスクを適切に把握し、まずは証拠金の範囲内あるいは低レバレッジから始めていきましょう。
税制が株式投資とは異なる
CFD取引で発生した利益は、「先物取引に係る雑所得等」として課税の対象となります。
税率は株式に対する税金と同じように、20.315%(所得税15%+住民税5%+復興特別所得税0.315%)です。
先物取引に係る雑所得等は、CFD取引の他、有価証券先物取引、金融先物取引、外国為替証拠金取引(FX)等と損益通算が可能ですが、株式・投資信託との損益とは別に計算され、株式・投資信託の損益とは損益通算ができません。
また、CFD取引で損失が発生した年は、確定申告をすれば翌年以後3年にわたり損益を繰越すことができますが、これも「先物取引に係る雑所得等」の範囲に限られ、翌年以降の株式・投資信託のとの通算はできません。
個別株の買いに対してCFDで売りヘッジをして、CFDがマイナスになった場合、損益通算ができないんです…これはデメリットです。
CFD取引にオススメの証券会社
CFD取引を始めるなら、まずオススメしたいのはGMOクリック証券【CFD】です。
GMOクリック証券【CFD】は、店頭CFDの国内取引高9年連続No.1(GMOクリック証券調べ 当社調べ(2014年1月~2022年12月)の証券会社で、多くの方から選ばれています。
私もCFDはGMOクリック証券を使っています!
自分のツイートをさかのぼると、2019年からやっていましたね。
チャンスと思った証券CFDや商品CFDの売買を行う他、個別株のヘッジ取引としても使っています。
GMOクリック証券【CFD】の特徴はこちらです!
- 取扱銘柄が豊富!
日本225・米国S500・米国半導体ETFなどの「株価指数CFD」→ 31銘柄
金スポット・WTI原油などの「商品CFD」→ 7銘柄
米国VI・NQ100ブル3倍・グローバル不動産ETFなどの「バラエティCFD」→ 16銘柄
Amazonなどの個別株「株式CFD」→ 97銘柄 - 取引手数料が無料!
GMOクリック証券ではCFD取引の取引手数料は無料です。
売買時のコストはスプレッド(買値・売値の差)で、業界最狭水準です。 - スプレッドが狭い!
- 少ない資金で取引できる!
最大20倍のレバレッジ・小さな単位の取引が可能
最低必要証拠金は、日本225→約29,000円、米国NQミニ→約18,000円です。
(最低必要証拠金は相場の状況や為替レートにより変動します) - 日本円のまま取引できる!
様々な国の株価指数や商品、外国株への投資を日本円で行えます。 - 使いやすいスマホアプリ!
「GMOクリックCFD」アプリは使いやすく、とても気に入っています。
CFDを取引するとき以外にも、株式指数や商品価格、VIXの価格・チャートを見るためにも度々確認しています。 - PCからの注文ツールが便利!
インストール不要のブラウザ上でのシンプルな取引、デスクトップ専用アプリによるマルニモニター対応の高機能取引ツール「はっちゅう君CFD」のいずれも無料で使うことができます。 - デモ取引が可能!
本番とほぼ同じ条件で、デモ取引を行うことができます。CFD取引が初めての方は、まずはデモ取引で練習してみましょう。 - 上場企業の安心感!
GMOクリック証券は、GMOインターネットグループ(東証プライム上場 9449)のメンバーです。 - 安心のサポート体制!
GMOクリック証券ではフォームの他、フリーダイヤルでも問い合わせを行うことができます。CFD取引を海外口座で行う方も多いですが、日本の証券会社ならではの安心感です。 - 信託保全!
信託保全の対象額以上を日証金信託銀行に信託することにより、証券会社の倒産など万が一の場合にも、顧客の資産が返還されるようにされています。 - CFD口座を作れば、証券口座(株・投資信託)やNISA、FX、先物・オプション、暗号資産(仮想通貨)まで、まとめて管理できる!
確かにかなりよさそうだね!
口座開設申込後、最短2営業日で取引が可能です。
口座開設後は、まずはデモ取引か最小単位の取引で練習をしてみてください。
↓口座開設
GMOクリック証券【CFD】口座開設
GMOクリック証券のCFDについてはこちらの記事で詳しく書きました。
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